獅子座の満月「月食」の活用法

明日は、獅子座の満月…そして、09:33は、獅子座の位置で半影月食が起こります。

 

残念ながら、この時間帯は日が昇っているので、この半影月食はヨーロッパやアフリカ、南北アメリカの地域でしか見ることができません。日本では、お天気次第ですが、日没後から満月を見ることができます。

 

さて、今回の獅子座の満月の影響については、前回のブログでご紹介していますので、そちらをご参照ください。

 

日食と月食は、年にほぼ2回づつ起こります。

 

この時、この瞬間に、太陽と月の壮大なエネルギーが地球に注がれてきます。

 

そして、その影響はそれらのエネルギーが注がれてから、次の月食があるまでの約半年間、続くようになります。

 

特に獅子座で起きる月食は、集団の中でのパワーバランス力を発揮していく能力を、身につけていくチャンスです。

 

獅子座が象徴することは、「寛大さ」「率直さ」「創造力」「自己表現」「存在感」「勇気」「自信」「遊び」「愛とロマンス」などがあります。

 

それらを創造的なやり方の自己表現で、集団の中で自分自身が主役になり、光り輝く存在になるよう求めます。自らが惜しみない愛情を他者に与えていくことで、その代わりに他者から認めてもらい、確かな愛を受取ることで、獅子座の主張する存在感を発揮します。

 

そのためには、自らのエゴを手放さなければなりません。他者からの注目を浴びるようになると、それに強く依存する傾向が現れ、常に自分が、スポットライトを浴びたいという欲求のもと、無条件の愛を他者に与えることができなくなってしまいます。

 

常に、見返りを求める条件付きの有償の愛に、入れ替わっていることにも気づけなくなってしまいます。今回の月食は、私たちが陥りやすい個人のアイデンティティと、集団の持つアイデンティティのどちらにおいても、どのように人と関わっていけば良いのか、人間関係を学ぶチャンスを与えてくれます。

 

無条件の愛とは、個人の観点と、集団の観点との間のバランスが必要とされ、どんな人にも平等でなくてはなりません。もし、個人や集団の何らかのエゴが介入したとき、それは全てのバランスを壊し、破壊されることを暗示しています。

 

獅子座の月食のパワーを生かすことができると、地球全体や社会という集団(社会体制システム)や会社組織が、一人ひとりのユニークな個人のアイデンティティから構成されているという事実を、全ての人が認識できるようチャンスが与えられているのです。

 

真の人間愛とは、集団の中にこそ秘められているのです。地球全体や、今の社会情勢のバランスを取り戻すには、心からの共感、他者をもう一人の自分だと認め、無償の愛を提供することを皆で学んでいきましょう。

 

そのためには、愛と感謝を心がけ、「間違ったことを正当化していないか」「独善的になっていないか」「傲慢な態度をとっていないか」「人に対して支配的になっていないか」「周囲の声を無視していないか」「目上の人に生意気に接していないか」など、今の自分と向き合ってみましょう。

 

現状に何かのマイナス面を見つけた場合は、潔く手放してください。そうすると、あなた自身に絶大な獅子座の象徴するエネルギーが注がれていくでしょう。