健康美人は、毎朝の白湯で体調管理! 朝一杯の白湯で体調チェック

 

私が健康維持のために続けている1つの習慣ですが、朝起きてから白湯を飲む中で気づいたことがあります。日によってなのですが、ときどき白湯の味が変わること…。あれ、今日の白湯は何だか「甘い」と感じるときがあったり、今日は特別「美味しい」と感じるとき…。あれ、ちょっと「苦いかな…!?」と感じてしまうときがありました。毎日、同じ白湯を飲んでいるのに、何が違うのかなって、何となく不思議に感じていました。そんなとき、手元の資料の中に、白湯の味で体調がどんな状態なのかが分かるという資料を発見…(大量の資料に埋もれていました)これは、皆さんにとっても健康管理に役立つのではないかと、コラムでご紹介することにしました。新しい情報については、これからも更新していきますので、チェックしてみてください。

*フラワーレメディを飲んでいる人は、白湯にレメディを入れる前に、白湯を飲んで味を確かめてください。白湯の味が確認できてから、残りの白湯にレメディを入れて、飲むようにすると良いです。先にレメディを入れると、白湯の味がきちんと確認できない可能性がありますのでご注意ください。

 

 

毎朝、一杯の白湯で簡単に体調チェックができます。あなたの健康維持のために、白湯を「味わって」みましょう。



★「甘い」と感じる

 

白湯が「甘い」と感じるときは、排卵や生理前などのホルモンバランスの変化によって、身体が火照って浮腫んでいる状態に多いようです。この場合は、一過性でその時期を過ぎると体調が戻ります。ただ、この時期を過ぎても白湯が「甘い」と長期にわたり感じるときは、何らかの原因が潜んでいるかもしれませんので、専門医への受診をお勧めします。

 

また、湿度の高い日本では、脾臓や膵臓の機能が弱りやすく、何らかのトラブルが生じている場合もあるようです。特に、日本人に多い傾向は、高温多湿になる梅雨から夏にかけて、脾臓(*1)や膵臓(*2)への影響が出やすいようです。


*1:脾臓は血液の成分である赤血球や血小板の予備貯蔵庫として、出血したときや運動などで酸素が欠乏したときに、脾臓から貯めていた血液が全身に送られます。また、血液にとって害を及ぼす細菌や異物などの侵入物、生体内の老化した赤血球や白血球、老廃物、老化した細胞や赤血球などの処理をおこなう役目も果たしています。さらに、処理した血液の中から再び血液をつくるのに必要な素材のみを再度取り込んで、必要時に供給しています。私たちの体内では、骨髄で血液がつくられますが、元もと母親の胎内にいる胎児のときでは、脾臓で血液がつくられています。


もし、何らか骨髄が病気に冒され、骨髄で血液がつくられない状態になった場合、私たちの体内では、再び脾臓が血液をつくる機能(骨外造血)が復活する仕組みがあるようです。また、脾臓は免疫系に関わる重要な臓器として、リンパ球をつくる働きがあります。リンパ球は、血液中に侵入した細菌や異物を自らの中に取り込み、これらに対する抗体をつくります。したがって、脾臓は私たちの健康を維持するために最も重要な防衛機能を担っていると言えます。脾臓が弱ると言うことは、体内の免疫力が低下している状態になるので、感染症などにかかりやすくなると言うことになります。

*2:膵臓は内分泌と外分泌の重要な働きをしています。組織の大部分は外分泌腺が占め、主に三大栄養素である炭水化物、脂肪、タンパク質を分解する消化酵素を含むすい液を分泌しています。これは、十二指腸で胆のうから分泌される胆汁と混ざり合って、いろいろな栄養素を分解して、次の小腸での食物の消化・吸収を助ける働きをしています。また、内分泌機能として、血液中のブドウ糖(血糖)の濃度(血糖値)を調整するホルモン(インスリンやグルカゴンなど)を分泌しています。

 

血糖値は、高すぎても低すぎても健康を害することになるので、この血糖値調整ホルモンの働きはとても重要です。膵臓は自律神経に支配されており、食事を含めた生活習慣やストレスの影響を受けやすいデリケートな臓器です。脂肪やアルコールを取り過ぎたり、喫煙、ストレスをためると、消化吸収障害に伴う栄養不良や糖尿病、胆石、膵炎などになりやすいようです。


★「苦い」と感じる

 

白湯が「苦い」と感じるときは、胃酸過多、逆流性食道疾患(食生活の変化に伴う強い酸性の胃酸や、胃で消化される食べ物が食道に逆流して、そこにとどまることから食道に炎症が生じ、吐き気や胸焼け、胸の痛みを発症)する逆流性食道炎の疑いがあります。

 

また、加齢に伴って胃と食道の間(噴門部)の筋肉が緩んでしまったり、食道裂孔ヘルニア(*)などが原因で、胃酸や消化途中の食べ物が食道に逆流して起きる逆流性食道炎など)、寝不足、あるいはストレスによる亜鉛不足などの疑いがあるようです。


自覚症状がないときは、寝不足やストレスの影響が及んでいるので、生活習慣の改善をおこないましょう。できるだけ夜更かしせず、ストレスを解放するためのリラックスを心がけましょう。*食道裂孔ヘルニアの原因は、生まれつきの人もいますが、背骨が曲がっていたり、姿勢が悪い人に発症する可能性があるようです。


特にデスクワークの人は、椅子に座った姿勢が長時間に渡ると、自然に猫背になっているかもしれません。意識的に背中を伸ばすストレッチで、予防することも大切です。


また、ストレス性の原因であれば、この時に抱えているストレス感情は、適切なフラワーレメディでうまく解放することができますので、試してみるのも良い方法です。

胃酸過多の場合は、胃酸で胃が痛くなり、胃の粘膜が傷つく恐れがあります。逆流性食道疾患は、食事をすると胃酸が食道にあがってきて、食道が焼けるような感覚になります。食事の度に不快感を覚えるでしょう。

 

亜鉛不足になると、何を食べても「苦い」と感じてしまう味覚障害になることもあります。このような状態を放っておくと悪化して、長期治療や手術に至ることもあるので、自覚症状が気になる人は専門医への受診をお勧めします。



★「しょっぱい」と感じる

 

白湯が「しょっぱい」と感じるときは、緊張状態が続き過度のストレスより、気の巡りが悪くなっている状態です。このため、体を温めるエネルギーが足りず、体が冷えてしまい関節痛や肩こり、口内疾患(口内炎や歯肉炎など)になりやすくなります。また、腎臓の働きが弱まっていたり、膀胱に異常を感じるかもしれません。


過度のストレスは、気を乱す原因となります。感情は五蔵(心臓・肝臓・肺臓・脾臓・腎臓)に関連しており、どの感情(喜怒哀楽)も過ぎると体に影響を及ぼします。ストレスの原因が何かわかる場合は、それを改善するための対策と、過度の緊張やストレスを解きほぐすために、持っているマイナス感情を解放するフラワーレメディが役に立つでしょう。


気を巡らせるには軽い運動が良いとされています。体を動かないでいると気が滞り、病気にかかりやすくなります。また、気を補うには、睡眠(質の高い睡眠)と、食事(何を、いつ、どのくらい食べるかを管理して食養生)が不可欠になります。

 

睡眠がうまくとれないと、気を減らし老化を早めてしまいます。食べ物は、私たちの肉体をつくる大切な栄養源です。特に偏食や暴食・暴飲は、体に悪影響を及ぼしますので、特に、白湯が「しょっぱい」と感じるときは、食事の見直しが必要です。



★「酸っぱい」と感じる

 

白湯が「酸っぱい」と感じるときは、寝汗をよくかき、喉、目、口がよく乾いていたり、乾燥肌になっている状態です。これは、血液の水分量が少なくなっているようです。部屋が乾燥しないよう加湿したり、体内への水分補給をおこなってみましょう。

ちなみに、水分は体重の約半分から3分の2を占めているそうです。水は、私たちの体内の約60兆個もの細胞の中や血液中に存在し、また骨の3分の1を水分が占めているそうです。新生児で体内水分の割合は80%、幼児期で70%を占めているので、新生児や幼児期の皮膚はきめ細かく肌に弾力と潤いが見られます。

 

ただ、私たちの体内の水分力は、加齢とともに減少していきます。また、体内の脂肪組織は水分の割合が少なく、女性は脂肪がつきやすい傾向があるため、平均的な成人女性の体内水分の割合は、成人男性に比べると低くなります。つまり、成人男性の体内水分が60%程度だとすると、女性の体内水分は52~55%程度になるそうです。

 

さらに、高齢者(60歳以上)や肥満傾向にある人の体内水分の割合は50程度と低くなります。例えば、68kgの男性の場合、体内に約38Lの水分があるそうです。細胞内には23~27L、細胞周囲に約7L、血液中に約4L弱(血液は総水分量の約8%に相当します)があるそうです。

 

私たちの体内では、各部位にある水分量を調整し、必要に応じて水を移動させ、各部位の水分量を一定に保つことにより、体が正常に機能するよう働いています。したがって、体内への水分摂取は重要です。体が失った水分量とバランスを常に摂らなければ、各部位が正常に機能しなくなり、脱水症状や結石、血栓ができ脳梗塞や心筋梗塞などの原因になります。

健康な成人で、1日に失われる水分量は、呼吸や新陳代謝などで約1.5Lになるようです。これには、尿の分は含まれていません。それを考慮すると、1日に少なくとも約2~2.5Lの水分(水以外のお茶や食事の分を含め)を摂取する必要があると言われています。体にとっては、水分を節約して使うよりも余った水分を尿として排出することの方が容易なのだそうです。

 

ただ、腎臓に疾患のある人や、疲れている人は腎臓が弱っているので、水分の摂り過ぎは注意しなければなりません。ここに記述してあることは、あくまで、正常に各器官が働いていることを基本にしています。


水を限界以上に摂り過ぎてしまうと、細胞内の水が飽和状態となり、血液中のナトリウムイオンの濃度が下がってしまって、水毒症(むくみ、冷え、頻尿、疲労感、悪化すると嘔吐や痙攣、意識不明に陥るなど)になる恐れがあります。自分に適した水の適切な摂取量の目安として、簡単な計算式があります。


『自分の体重×30ml=1日の適切な水分摂取量』となりますので、あくまで水を限界以上に飲み続けない目安として、覚えておくと良いでしょう。また、ホルモンバランスが崩れた結果に生じてしまう更年期障害は、硬水のミネラルウォーターや海洋深層水が良いようです。


更年期障害には、女性ばかりではなく男性にも現れますので、特に中高年の人たちにはお勧めします。ただ、水分補給で水の一気飲みは好ましくありません。体に負担をかけるばかりで、水分は一気には吸収されません。効率よく水分補給をおこなうには、喉が渇いたとき、小腹が空いたとき、間食の代わりにこまめに少量を飲んでみましょう。丁度、フラワーレメディを飲まれている方には、1日の必要量を摂取する時、レメディと一緒に水分補給をおこなうと簡単ですね。これを続けることで、糖尿病や高血圧症、高脂血症などの生活習慣だけでなく、胃酸過多や胃潰瘍などの予防にもなるそうです。



★「美味しい」と感じる

 

白湯が「美味しい」と感じるときは、体は冷えも火照りもなく平性で、気の巡りがよく健康な状態です。この状態を維持できるように、適度な運動や生活習慣・食習慣が乱れないよう心がけましょう。また職場環境や居住環境などでのストレスが溜まらないよう、うまく息抜きをしてストレスの解放もお忘れなく…。