双子座の満月「月食」の活用法

 

11月30日に起きた双子座の『月食』の影響は、次の月食が起きるまでの期間に月星座である双子座の気質特性に基づくテーマの影響が及ぶことになるでしょう。

 

『月食』は、普通の満月よりも心理的な影響が強く、個人の魂にとって『月食』の影響は、『受け取る経験』に現れます。今生で誕生した魂が、成長するために取り組んでいく課題です。これは宇宙から与えられている運命であり、私たちの魂がたどるべき進化のプロセスになります。

 

人生において巡ってくる月食テーマの指針に従うと、あなたの魂の成長が促され、人格も磨かれていくことになります。個人の魂の成長の度合いは、月食がもたらす経験を理解して、慈愛と感謝の気持ちで受け入れるか、あるいは、その経験に不満や怒りを感じて拒絶するかの選択で決まります。

 

双子座の『月食』メッセージは、「言葉を正しく使う」「物事の表面にとらわれず真実に目を向け、得られた情報や知識、教訓を実生活に活かす」コミュニケーション能力を学ぶことです。

 

自分よがりの考えから、他者も自分と同じ考えをもっていると決めつける思考を手放すよう促されます。そのため、個人差はありますが、全体的なコミュニケーションを困難にしている思考を手放すために、個々に必然の出来事が起きるでしょう。

 

今年はコロナ禍の影響で、社会システムや私たちの生活様式に変化が起きました。まだ新型コロナウイルス感染対策が万全でない状況でのGo to キャンペーンで混乱が生じています。社会生活を行なう人たちのコロナ感染への不安や恐れ、やりたいことができないストレスが溜まる中、医療従事者や感染者、その家族などへの偏見や差別が増加しています。

 

そうした状況の中で、私たちは社会で生きる人としての健全な姿勢を身につけなくてはなりません。感染した人は被害者であり、その人が悪いのではないことを理解しなければなりません。むやみに相手を中傷したり、怖がったりすることは、世の中に偏見や差別による争い事が起きることになります。表面的なものにとらわれず、きちんと物事の学ぶべき本質に目を向けることが重要なのです。

 

メディアが流すネガティブな情報に洗脳され、むやみに怖がることはやめましょう。あなた自身が誤った情報に振り回される前に、正しい情報や知識を身につけることが大切です。また、現実に起きていることではなく、事実ではないことを憶測で安易にSNS上や他者に話すことを改めないと、さらに世の中に混乱を巻き起こすことになるでしょう。

 

一人で静かに過ごせる場所で、心の内側に意識を向けてみましょう。この時期は、理想と現実のギャップを精神的な成長によって乗り越えることができるので、自分自身の心と向き合う健全な習慣を確立できなければ、そのギャップが埋められずストレスが募るでしょう。

 

その結果、SNSや仮想ゲーム、ドラッグやアルコール、過食などへの依存、睡眠過剰、自己憐憫、精神薄弱などの現実逃避が起こります。あるいは、児童虐待、障害者虐待、高齢者虐待、患者虐待、育児放棄、動物虐待などのネグレスに陥るでしょう。自分を誤摩化さず自分の中にある問題点に気づき、修正することにより理想と現実のギャップを埋める手段を見出せ、現実的な取り組みができるようになるでしょう。

 

双子座の月食で引き出されやすい能力は、

 

『向学心』『健全な好奇心』『情報収集』『情報処理能力』『的確な判断』『自己確信』『伝達能力』『傾聴能力』『知識を知恵として活かす』『理論的』『身近な人間関係』『軽いフットワーク』『新しい考えや経験を受入れる』『他人を励ます』『双方の立場を理解する』など…。

 

上記の能力を積極的に引き出し培っていくと、自分にとってマイナスになっている言動や行動パターンに気づき、素直に自分のためにならない言動や行動パターンを手放せるようになるでしょう。そうすると、人と交わすコミュニケーションが楽になっていきます。

 

双子座の月食で陥りやすいことは、

 

『無関心』『独善的』『事実を確認しない』『考えが違う人を拒絶』『思いつきによる行動』『飽きやすさ』『毒舌』『人の話を遮る口数の多さ』『モラル違反』『表面的なことにとらわれる』『一貫性のなさ』『落ち着きのなさ』『優柔不断』『神経質』『集中力に欠ける』など…。

 

上記の陥りやすい傾向が、自分に当てはまる場合、それを意識して減らすよう努めると、次第に人生が生きやすく楽になっていくでしょう。