6月22日「夏至(夏至点)」の活かし方

 

自然サイクルでは、22日に太陽が最も高い夏至点に達し、一年で昼間が最も長くなる夏至になります。

 

3月21日に1年のスタートとなる春分(ゼロ地点)を起点に目標の種蒔きをした人は、夏至に発芽した芽が太く丈夫に生長していく時期を迎えます。

 

夏至のエネルギーは、太陽の位置が高く日照時間が長いため、アグレッシブなパワーに溢れています。

 

この時期に必要な作業は、蒔いた種を開花(発展や広がり)させることです。

 

生長を促すための栄養補給(必要な人脈やネットワークづくりなど)、必要のない雑草は取り除く(必要でないものを整理してターゲットをしぼる)、生長に必要な栄養が行き届くように手間ひまをかける(目標達成に必要な能力の発揮、持久力・行動力など)があります。

 

春分から始めたことを、次の実りある収穫を迎える秋分に向けて、さらに3ヶ月かけて素晴らしい成果を得られるよう努めましょう。これは、さらなる「自分磨き」ということになります。自然サイクルの流れに乗り、自己目標に応じた発展と成長を目指しましょう。

 

夏至は必ず「蟹座」で起こります。

 

今回の夏至のテーマは「安全で安心できる環境」=「心の基盤」です。

 

このテーマが、およそ3ヶ月続くことになります。蟹座は「感情」「共感」「愛」を象徴します。したがって、愛によって守られる共同体や家族という、より身近にあるグループの中での自分(私)のあり方を「心の基盤」として育てるように導かれるでしょう。

 

健全な愛を育てるよう促されるので、優しさが目覚め、人に共感して寄り添い、困っている人のサポートをしたり、あるいは、人のサポートを受けるような体験をしそうです。

 

18日に山形県沖で最大震度6強、マグニチュード6.8の地震が起こりました。その後も余震が続いています。17日が満月なので、18日にも影響が及んでいると思われます。地球を挟んで太陽と月が180度の位置にあることから、太陽と月から引っ張られるエネルギー量があまりにも大きすぎるため、地球上の磁力や引力が強くなり、地殻変動(大地の歪み)が生じたとも考えられるでしょう。

 

スピリチュアルな観点からこれまでに起きている地震について考えると、宇宙意識(神意識)に繋がります。宇宙全体は、私たちの意識を超えた次元で秩序を保ちながら、無限の変化を続けています。

 

壮大なる宇宙の世界は、未知の銀河系が数えきれないほど存在していますが、その絶対的な存在の宇宙に太陽系が存在し、この地球が存在しています。

 

宇宙の一部として存在する地球は、常に宇宙の秩序を受け入れ、宇宙バランスを乱さないよう活動しています。宇宙から注がれる絶大なエネルギーを、単に地球は受動体(受け皿)として受容していますが、私たち人間は、自分たちの生活圏に自然災害があることが、都合上受け入れられないので、宇宙エネルギーの影響に善し悪しをつけています。少なくとも宇宙バランスが保てていれば、地球温暖化の激しい自然現象が頻繁に起こらなかったことでしょう。

 

これまで私たち人間は、地球上に都合良く存在するために、人類の進化とともに経済成長という『自我』を放ち、地球に対して自然環境を破壊してきました。大気汚染や土壌汚染、水質汚濁、オゾン層破壊による地球温暖化、ゴミや化学物質による環境ホルモン問題、添加物による食物汚染など、ありとあらゆる有害なものを地球上に広げ、地球自体の生命力を弱めてきました。

 

それでは、宇宙(天上)エネルギーと地球(大地)のエネルギーの調和が成されるはずはないのです。このままでいくと、いずれ地球の生命力は尽きてしまうでしょう。たとえ、今いる私たちが地球に存在しない未来でも、私たちの子孫は生きているのです。生命体が存在する奇跡の惑星、この地球を私たちは、当たり前のように、まるで支配しているかのように勘違いして過ごしています。

 

地球は限りある有機体なのです。宇宙意識(神意識)は、未だ残っている美しい地球環境を、これ以上破壊するのではなく保全していくよう促しています。万物の展開は、私たちの意識が影響するのです。今、私たち一人ひとりにできることは、物事を深く考え、これまでの間違った選択や行為を改めること、私たち自身の心を穏やかに保つことです。そして、人類が助け合い自然と共存し、困っている人や地球全体が健全な愛と調和で満たされるようになることが理想です。

 

その理想に到達するためには、私たち一人ひとりの癒しエネルギーと調和エネルギーを、世の中に注いでいくことが必要になります。それが地球という環境に生きる私たちに与えられた役割であり使命なのです。バランスが崩れていく地球が、健全なバランスを保てるように、宇宙は私たちに、多くの自然現象という試練を与えてくるのです。

 

地球が健全な形で宇宙バランスを保つ役目を果たせるよう、実際に私たちが地球に対しての役割に気づき、その責任を担って地球を破壊させない具体的な取り組みをしていかなければならないのです。

 

6月22日の夏至時点での太陽の影響から、他者への奉仕や義務を果たすこと、労働や身体的な癒し、健康、病気、環境問題などを通して、自他実現である精神の成長を促されるでしょう。

 

これまでの自分の価値観やルール、一般的な既成概念を超えて、より自由に大胆に「宗教」「精神世界」「哲学」「海外」「専門的な学び」といった分野の何かを、自分の専門領域として捉え、学び始めるには良いときです。そうすることで、日常生活に豊かな精神性や安らぎを感じ、より充足感に満たされるようになるでしょう。

 

6月22日「夏至(夏至点)」の活かし方は、自分自身を『変容』させていくことです。時間をつくり、瞑想して心の中を探求するには良いときです。現実と向き合い自分自身に焦点を当て、内面的な自己探求の中で自分らしい生き方を見出しましょう。

 

世の中の流れを読み取り、不要になった過去を断ち切って新たな出発を図りましょう。この時期、運命的な体験を通して環境や人間関係に変化が訪れやすくなります。重い責任やプレッシャーを感じやすいときですが、地道に自己基盤を固め、人生の方向性を決めていくチャンスです。