連休の23日は、お彼岸の中日「秋分」です。春分の「春分点」と同じく、太陽が「秋分点」を通過する日なので、真東から昇り真西に沈んで昼と夜の時間の長さが等しく、「天と地のバランスがとれる日」となります。
この日に、先祖のお墓参りや神社仏閣、パワースポットなどの聖地に行くのは、浄化でもあり良いタイミングです。
太陽系の惑星(太陽、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)は、宇宙の法則からそれぞれの軌道上を独自のリズムで移動しています。
占星術では、太陽が軌道を移動していく流れを主体に考え、私たち人間が宇宙の一部であるという観点から、1年の始まりは「春分」の昼と夜が等しくなる「ゼロポイント(万物の陰陽のバランスが取れているタイミング)」から1年をスタートさせることによって、錬金術のように何もないところから価値あるものを生み出すエネルギーを活用しやすくなります。
そのタイミングで、何か新しいことにチャレンジを試み、太陽が進む独自の運気の流れに乗って物事を進展させている人は、今回の「秋分」のタイミングは太陽が天秤座に入座するので、これまで手がけていたことの「成果をしっかり出していくための動きをつくるチャンス」となります。皆さんがそれぞれの目標に向かって行動してきたことが、ようやく何らかの形として現象化していくタイミングです。
「冬至」以降の次のサイクルの始まりに向かって、得られたものをより多くの人たちと分かち合い、社会にどう役立てていくかを考えて社会貢献という形に仕上げていくこと…。それは太陽の軌道に乗って、より人生が上昇していく過程においてのあなたが宇宙の一部であるという証しになるのです。
それは、何か大きなことをしないといけないと言う意味ではありません。あなたの意識がこれまでと変わり、全く考え方や思考パターンが変わるという現象も、社会貢献への形なのです。
例えば、いつも不満ばかりで、周りにネガティブな影響を及ぼす人が、意識的に視野を広げて、目の前に起きる出来事を冷静に観察して物事の本質を見出すことができるようになるのは、その人の環境が良い方へ向かい、周囲に向ける悪影響が改善されるという形で社会貢献に繋がります。
そうすると、あなたのいる環境や人間関係が変わっていきます。これまでの職場環境に調和と健全な秩序が生まれ、お互いに助け合って成果や成功を喜び、分かち合える環境の基盤を築けるでしょう。あるいは、単調な日常生活に変化が生じ、以前よりも日常を楽しめるようになると、家族や親しい人などの周囲に及ぼす良い影響が、さらに関係性を深め絆が強まるので、お互いに幸せを感じるでしょう。
常に人間関係が健全な状態であると、1人ではなかなか果たせないような大きな夢を、信頼できる人たちと共有し協力をしてもらうことで、多くのチャンスに恵まれ、絶妙なタイミングで実現するのです。そのためには、宇宙の法則(=自然リズム)に従って、自分ができることから始め建設的な行いを積み重ねていくと、あなたの人生が着実に開かれていくことになります。
今年の秋分は、9月23日(日)、太陽が「秋分点」に差しかかる時間は、10:54です。
*但し、ボイド時間に気をつけてください。
水瓶座のボイド 9/22(土) 02:10 ~ 21:26
魚座のボイド 9/24(月) 14:25 ~ 9/25(火) 08:03
今年の大きなテーマは、社会や個人においても「変容」であると、皆さんにお伝えしてきました。
2018年が明けると、多くの人々が様々な自然災害や二次的な人災など、度重なる未曾有の経験をしています。その経験を通して、私たちは、これまでの価値観が根底から書き換えられているよう促されています。地上波やSNS上では、常に不安を煽るような情報が繰り返され、日常的にも何かにコントロールされているような状況です。
それでも、何となく不安を誤摩化しながら過ごしているのではないでしょうか。
今、多くの人にとって根底にある不安は、自分の才能やスキルといった能力に自信が持てない「存在価値」、あるいは、経済的な「お金」への執着が強まり、今の不安定な状況から逃避したくなっているのではないでしょうか。
秋分点での、太陽は「天秤座」に入宮したばかりの1度にあります。
天秤座の太陽から注がれるエネルギーは、
「明確な個性」「個性の確立」「キャラクターの確立」「オープンな表現」などです。
自分らしい個性を確立して、キャラクターをはっきり打ち出しましょう。この天秤座の太陽には、美的センスや社交センスを磨き、巧みなコミュニケーション能力を社会面で発揮できると、相手との交渉事が調和的な方向に進んでいきそうです。
そのためには、共感できる意義ある活動に参加して、そこで自分の役割と責任をしっかり果たしていくことが必要になります。予想外の出来事によって、気づきやひらめきが訪れ、あなたの中に眠っている能力が引き出されていくでしょう。
ただ、矛盾が気まぐれな態度として表れることもあるので、つき合う相手や属するグループをしっかり選ばないと後悔することになります。優柔不断になって容易に周囲に流されたり、自分を甘やかしてしまったりと、自分の理想とする軌道から外れてしまうことになるので気をつけましょう。
この時期、個人が自分の価値観で生きることに目覚め、青虫がサナギの中で「変態」の状態にあるように、自らが変容するために、「なりたい自分」のイメージや見せ方を考え、自分の個性を確立し、イメージ通りの自分をつくり出していくときです。わかりやすい個性を打ち出すことで、自然と関わる人や場所が決まっていくので、今後の自分の進むべき方向が見えてくるでしょう。