獅子座で起きる日食の活用法

8月11日の新月は、獅子座での部分日食になります。今年は2月16日の部分日食と7月13日の部分日食に続いて、3回目の部分日食が獅子座で起こります。

 

この日食が、今年の最後になります。次回の日食と月食は、それぞれ2019年を迎えて、1月に起きることになります。

 

8月11日の日食は、ヨーロッパ北部やアジア北部で起きるため、残念ながら日本では観測ができないようです。

 

日本全国で観測できる日食は、来年の2019年1月6日の部分日食なので、新年の始まりにその貴重な天体ショーが観測できるよう願っています。

 

今年と来年は、何かと変動が多い年になります。それを物語るように、揺るぎない天体の動きは、地球に影響力が強く及ぶ「日食」や「月食」を多く起こしています。

 

2015年から2020年までの食の起きる数を比べてみると、自然エネルギーの影響と自然現象の関係が分かりやすいでしょう。

 

2015年には、日食と月食はそれぞれ2回、計4回の食が起こりました。2016年には日食が2回だけ、2017年には日食が2回と月食が1回、計3回の食が起こりました。今年の2018年は、日食が3回と月食が2回、計5回の食が起きています。来年の2019年には、日食が3回と月食が2回、計5回の食が起きます。東京オリンピックが開催される2020年では、日食が2回起きます。

 

地球環境へ影響を及ぼす太陽と月の「食」が、私たちの生活環境にもたらす影響力について、これまでも解説してきました。私たちは、大いなる宇宙の真理(宇宙意識)が発するエネルギーを、無意識に『日食』や『月食』から受け取っています。

 

現象化して視覚的に認識できるのが、自然現象になります。もう一つは、私たちの潜在意識にエネルギーを受け取っているので、それを意識できるかどうかで、その宇宙意識のエネルギーを享受し、その個人の人生に活かせるかどうかは、個人の意識レベルに委ねられます。

 

あなたの人生が迷いなく、人生の目的を果たせるようになるには、潜在意識に留まっている宇宙意識のエネルギーを顕在意識に引き上げる必要があります。その大いなる宇宙の真理の宇宙意識が発するメッセージを、人生の中に取り入れるか否かは、個人の考え方次第です。

 

8月11日に起きる獅子座の『日食』が、私たちに教えてくれることを解説いたします。

 

今回の獅子座の日食メッセージは、「人生を明るく捉え、創造的に生き、愛と喜びを分かち合う」ことを伝えています。環境の影響を受けやすいときなので、実際の生活が疎かになりがちです。意識的に健全な生活を送れるよう心がけることが大切です。

 

特に職場環境や生活環境に健康が左右されやすいでしょう。単調な毎日を義務的に過ごし、感情や思考が麻痺して人生を楽しむことに、無関心・無感動になってはいないでしょうか。獅子座の日食は、人生の楽しみを味わうことを忘れてしまいがちな生活そのものや、健康管理のあり方に焦点が当ります。無自覚に職場が日常の暮らしの場になっていないでしょうか。職場で長い時間を費やすことを当たり前と考えたり、心地よい場所と思い込んでいないでしょうか。

 

この偏った暮らしにとらわれ、健全な暮らしに作り変えることができずにいるのであれば、あなたの潜在意識の中に眠る内なる心(インナーチャイルド)を自由に遊ばせることが必要です。子供のように明るく無邪気に人生を楽しもうとする意識が芽生えると、埋もれている創造力が刺激されて、生活を楽しもうとする意欲が湧いてくるようになります。

 

毎日をリセットして、翌日の新しい1日を創造する力を発揮してみましょう。そうすると、暮らしの中に驚きや発見があり、それまでの毎日が当たり前ではなくなって新鮮さを感じるでしょう。また、健康管理にも目覚めるときなので、肉体改造や体質改善に喜びを見出せやすくなります。これまで埋もれていた自己管理能力が発揮しやすくなるので、改めて、毎日のコンディションが違っていることに気づけるでしょう。意識することで、健康は手に入れられるのです。

 

人生を楽しく過ごしていくには、自己財産である心身の健康が第一であることを自覚できるでしょう。また、獅子座の特徴である創造力を磨いて、他人の願望やニーズを理解し、それに協力しようと思うことで、自分の役割がはっきりと分かりやすくなります。他人を励まし、他人の願望を一緒に叶える過程で自分も楽しみ、自尊心が培われていくでしょう。

 

無意識に他人と比較して優劣をつけ、自分の方が優れていることに価値を求める誤った考えを正すことができるようになります。自分の個性や自分らしさを認められるようになります。それを誇りに堂々と社会奉仕を行い、自分の存在意義に目覚め、そんな自分や人生を心から受入れ、どんどん好きになっていくでしょう。