7月13日は、『蟹座』の新月です。

 

気象庁が梅雨明けを発表して以降、台風が発生し、記録的な大雨被害が西日本各地で起きています。

 

気象庁は、福岡県・佐賀県・長崎県に数十年に一度の大雨特別警報を発表しました。この先も局地的な豪雨は、私たちの生活に大きな影響を及ぼすことでしょう。

 

このような現象は、日本だけで起きているのではなく、海外も同様です。地球全体での異常な気象現象が頻繁に起こっています。

 

直接的な影響は、自然に委ねる農産物や海産物への被害に及び、私たちの食生活や家庭のお財布にも関わってきます。

 

私たちがこの地球上で自然のリズムと共存していくためには、エゴの執着するもの(お金や物質など)を手放し、自己意識から共存意識に切替えていくことが必要です。

 

そして、地球や他者に優しく、互いが調和のとれた循環を生み出していくこと…。

 

具体的には、地球温暖化を食い止めるための意識レベルを高め、実際に実利的なエコ活動に取り組んでいくことなのです。身近なところからのエコ活動を目指してみましょう。

 

例えば、ゴミを極力出さない工夫やショッピングバッグ持参での買い物、洗い物に洗剤を使わない、家庭菜園など、ほんのわずかな工夫やアイデアです。それができると、あなたの生活意識が地球と共存し、宇宙意識と調和する方向へ繋がって行きます。かつて、東京の夜空にも、天の川が見える時代がありました。実際、今でも東京の夜空には数えきれないほどの星の群生が輝いています。

 

現状、都市では星空を眺めようと思っても、天の川は目にすることができません。年に一度、夜空に輝く天の川を渡って『織姫』と『彦星』が再会できる特別な日として、『七夕』があります。子供の頃、家や学校などで短冊に願い事を書き、笹に結んで願いが叶うよう、空を見上げて祈っていたことを覚えています。

 

今でも伝統的な七夕まつりは行なわれています。この日本の伝統や習わしが伝承されている一方で、自然界はどんどん破壊されています。昔は、当たり前のように見えていた星空や蛍が、今は地方に行かないと見ることができなくなっています。

 

空は、海と同じように地球全体を覆って、どこからでも見えるのに、どうして、場所によって存在するものが見えなくなっているのでしょうか。それは、私たち一人ひとりの意識が地球という存在、自然の存在を無視し、利便性だけを追求し続けてきた結果なのだと思われます。

 

ただ、これから私たちの意識がきちんと地球環境のことを考え、今できる地球や自然と共存する術を見出し、生活の中で実践することで、美しい環境を取り戻せるのではないでしょうか。

 

個人の利益よりも、地球と人類の利益が宇宙の摂理と調和していくことを目指すよう、いつもは星を眺めることがない人にも、年に一度、その宇宙の摂理を意識できるように『七夕』の夜空はメッセージを送っているようです。

 

今回の『七夕』は、太陽が蟹座にあり、月は牡羊座でお互いに影響を及ぼす90度の位置にあります。この影響は、想定外のことが起こりやすい暗示があり、人生が一変するような体験をする人たちがいるようです。

 

個人の意識下に眠る心の問題(闇)が浮上し、心に葛藤を抱くかもしれません。社会的に悲しみや痛みを伴う出来事が起きる配置でもあります。その体験を通して、集団意識が弱い立場の人を守りたいという意識に目覚め、慈善事業やボランティア活動を始める流れが起きるでしょう。

 

蟹座の太陽が象徴することは、「感情」「共感」「愛」です。先月の6月21日の夏至では、「安全で安心できる環境」=「心の基盤」がテーマでした。その影響は、次の秋分までの約3ヶ月に及びます。したがって、その「安全で安心できる環境」=「心の基盤」を築くために、必然的な出来事が起こります。

 

今回のような大雨での自然災害という形でも現象化したようです。その出来事を通して、私たちは、被災された弱い立場の人や、被災した家族そのものが、愛によって守られることを学んでいきます。困難な状況下での共同体や、家族という身近にあるグループの中での自分のあり方を「安全で安心できる環境」=「心の基盤」を作り出していくように導かれるでしょう。

 

今、目の前で人が困っているのであれば、ためらわずに手を差し伸べたり、あるいは、人のサポートを受けたりできる自分になりましょう。パートナーシップにおいても、相手の気持ちを察して、思いやりのある姿勢が、相手に安らぎを与え、より信頼関係を深めることになるのです。

 

恋愛面を『七夕』に置き換えてみると、長い間離れていた恋人や夫婦の願いが叶い、やっと再会できるのです。そのとき、限りある時間の中で、一緒に過ごすことはとても貴重です。もし、この『織姫』と『彦星』が言いたいことを言い合って、喧嘩別れしてしまうと、次の再会は果たされないかもしれません。一時的な感情で、これまで耐えてきたことや努力が一瞬で無駄になってしまいます。

 

定められた日付(周期)は『宇宙の摂理』、限りある時間の中で、二人が思いを寄せなければ逢うことは出来ません。二人を強く結びつけるものは、互いの『愛』と『信頼』です。どんなことがあっても、次に逢えるチャンスは、一年後の7月7日の一日だけ…。

 

二人にとって貴重で儚い時間だからこそ、そのときのコミュニケーションはとても大事だという意識が芽生えるのです。昔は、携帯電話も、GPS機能もない時代です。きっと恋人たちは、星空を眺めながら、逢えない寂しさを『織姫』と『彦星』の定められた恋のように、相手に思いを馳せていたのではないでしょうか。

 

今は、便利に成り過ぎて、近すぎる距離感が目を曇らせ、相手への思いやりに欠けるようです。『七夕』で恋愛成就を願う人は、相手の幸せの中に、自分も存在している意識をもとに、あなたの願いを短冊に書いてみましょう。

 

月齢は『下弦の月』へと移行しました。この時期のテーマは「回顧と進捗確認」です。新月からやって来たことや、情報がどこまで進んでいるのかをきちんと確認してみましょう。もうすぐ、次の新しいサイクルがやって来ます。これまでを振り返って次の目標を考えはじめる準備をしてくださいね。

 

先月の双子座の新月は、あなたに旺盛な好奇心と情報収集力やコミュニケーション能力を高めるパワーを与えてくれました。そのパワーを享受して自分の課題を深め、自分の思い立ったことを突き詰めていることでしょう。

 

あるいは、コミュニケーション能力を発揮し、自分の中に親しみやすいキャラをつくり出して、身近な人たちとの交流を楽しんだ人もいるのではないでしょうか。さらに身近な人たちとの関係が健全であるように、親子や兄弟(姉妹)、友人など、愛と思いやりのある交流を心がけましょう。

 

今回の7月13日の蟹座の新月では、理性よりも感情が優位になり感受性が高まるので、普段よりも周囲の人や環境に影響されやすいでしょう。そのため、安らげる居住空間や生活環境を整え、心のよりどころになる家族の絆が深まるよう種を蒔くときです。

 

この時期、あなたが気になっている生活全般の乱れを見直し改善を計ることで、あなたが心地よく過ごせる健全な心の基盤を築けるようになります。また、蟹座は「慈愛」と「母性」を象徴するので、自分と向き合い、あなたの潜在意識に眠るインナーチャイルド(=「内なる子供」子供時代に傷ついた未だ癒されないトラウマ)を、アセンション(波動を高める、覚醒・進化・成長)を行なうことで解放していくときです。詳しいことは、新月のワークでご紹介しています。

 

願い事が叶うタイミングは、自らが意識して行動に移して行くことが大切です。最初から諦めてしまえば、それまでです。私もかつては、物事をスタートすることがなかなかできず、取り組むまでには時間がかかっていました。けれども、この月のサイクルを活用した『新月ワーク』と『満月ワーク』を繰り返し行うようになってから、実際に、夢を叶えるタイミングが早まっています。

 

これから『月のワーク』をやってみようと思われている方は、迷わずやってみてください。新月には『種まき』(目標設定)、満月は『収穫』(成果を得る)という意味があります。もし、『満月』に成果を得られなかった場合は、改めて『軌道修正』(再考)して、次の新月に向かって実践することが『月のワーク』の1サイクルの流れになります。

 

どのくらいの成果を得られるかは、あなた次第ですので、毎月コツコツと続けてみましょう。今まで出来ないと思い込んでいたことが、1年を通して出来ているかもしれません。それは、物質的な現象だけではなく、精神的な成長を得られることもあります。

 

月は、私たちの無意識(潜在意識)に働きかけます。私たちの生まれ持った才能や能力は、まだ気づかないだけで、多くのものが自分の中に眠ってはいないでしょうか?

 

未知なる分野へのチャレンジは、不安や恐れがありますが、まずは自分の可能性を疑わない『自己信頼』と『勇気』が持てるように、新月のお願いをするのも良いのではないでしょうか?

 

新月のお願いが叶いやすくなる方法をご紹介いたします。

 

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7月13日(金)11:48 は、 蟹座に位置する新月です。

 

この時刻から、48時間以内がワークに適している時間です。(ボイド時間除く)

 

*もっとも有効な時間は、8時間以内といわれています。

 

ボイド時間は、ワークに適さない時間帯です。(※ボイド時間の説明はこちら

 

7/13(金)11:47 ~ 7/14(土)02:30(蟹座のボイド時間)

 

今回のボイド時間では、感受性が強くなり、感情のコントロールが難しくなります。一時的な感情に流されやすくなるので、些細なことに深く傷ついて落ち込むかもしれません。防衛本能が働いて警戒心が強まるので、傷ついたと感じると、引きこもったり、相手を激しく攻撃しそうです。

 

また、独善的で押しつけがましい態度が出たり、感情の起伏が激しくなるので、イライラが爆発してトラブルになることもあるでしょう。特に月星座が『牡羊座』と『天秤座』の人は、繊細になりすぎてしまうので、些細なことや理由が見あたらなくても、内面に混乱が生じやすいでしょう。

 

蟹座の人の特徴は、自分を取り巻く空間や衣食住に気持ちの良さを追求するため、自分が生まれた家庭やこれから作りたいと思っている家庭を愛します。心の安らぎは安定した生活にあるため、強い保障に突き動かされ、必要なまでに保障を求めたがります。

 

また、喜怒哀楽を重んじ「心」の世界を大切にしているので、感受性が強く、わずかな変化にも敏感に反応してしまいます。母性愛が強く「大切なものを守る」ことに高い価値観を持ち、血縁を大切にします。日頃から社交的で人情味があり、とてもお世話好きです。その反面、世話好きが高じてしまうと、押しつけがましい態度や嫉妬深い面が表れます。 

 

蟹座の支配星は。『月』です。

 

『月』は、感情や感受性、女性としての長所や短所を色濃く表します。女性らしい情緒面を支配し、感情や心模様、恋愛心理に大きな影響を与えています。また、女性には健康に対する影響が強いとされています。

 

月の動きと感情のリズムは同調し、女性ホルモンバランスにも影響を与えるので、女性には健康に対する影響が強くあります。それは、女性の生理は『月のもの』と言われるように、月のサイクル(新月から満月になる周期)と標準的な月経サイクルが、共に29日半続き、自然のリズムの月の満ち欠けと関係があると言われています。

 

今回の蟹座の新月では、プライベート空間を整えて充実させ、親しい人たちとゆっくり過ごすことで『運気』が上昇するでしょう。この時期、周囲に善意の気持ちを向けると共感を得られ、自然と周りからサポートされるでしょう。

 

蟹座は、自己基盤となるものを育むことに関係する『家庭』や『家族』『育成』『衣食住』などがテーマになります。このため、自宅で自分を取り巻く環境を整えて居心地よく過ごしたり、家族とゆっくり過ごす時間を作ったり、恋人や友人を招いてホームパーティをしたりと、いつもより家族や恋人、友人などにサービスをしてみましょう。

 

もし、あなたが家族や友人といった人間関係を疎ましいと感じ、親しい人たちと共に行動することに対して苦手意識を抱くようであれば、思い切って自分の殻を破るチャンスです。積極的に家族や恋人、友人、グループといった身近な共同体に意識を向けて、共感する気持ちを育てるよう努めましょう。

 

きっと、今までにない「心のよりどころ」として、その環境から安らぎを得られるようになります。あなたの人を思いやりる意識が、意識下に眠る「母性愛」や「慈悲心」を目覚めさせて、女性としての魅力を発揮でき、周囲への好感度を上げていきます。

 

育成は子供だけではなく、仕事面でも、部下や後輩など、目下の人たちの世話をして教え導くと、自らの責任や義務を果たすことに達成感を感じるでしょう。一人でゆっくり過ごすのであれば、より理想的な居住空間を目指して、部屋の片づけや模様替えをしてみましょう。

 

豊かな感受性を刺激することで女性度がアップするので、料理や読書、好きな音楽を聴いたり、ハートフルなDVDを鑑賞したり、好きな香りを部屋に焚いて寛ぐこともお勧めです。

 

ただ、無意識に暴飲暴食になりやすいときなので、ダイエット中の人は気をつけましょう。また、蟹座は『住居』も象徴するので、この時期に開運方向への引っ越しやリフォーム、引っ越し計画を立てて物件探しをするのも良いでしょう。

 

蟹座を象徴するキーワードは、以下を参考にしてみましょう。

 

○自分の基盤を築き強化するためのキーワード

 

・・・「家」「家庭環境」「快適なライフスタイル」「家族の絆」「住環境」「心のよりどころ」

   「安らぎ」などです。

 

○心の安定を促すためのキーワード

 

・・・「経済的安定」「粘り強さ」「堅実」「自己信頼」「身近な幸福を意識する」

   「根拠のない自信」などです。

 

○成長や健全な育成を促すためのキーワード

 

・・・「学習」「トレーニング」「自己成長」「子供のしつけ」「育成能力」「前向きな思考」

   「サポートする」「サポートされる」などです。

 

○慈愛を育むためのキーワード

 

・・・「慈愛」「母性本能」「無条件の愛」「いたわり」「共感能力」「他者の気持ちに敏感」

   「感受性」などです。

 

○感情をコントロールするためのキーワード

 

・・・「優しさ」「寛容さ」「自分を客観視する」「自制心」「自分や相手の気持ちを理解する」

   などです。

 

○自分の感情を素直に表現するためのキーワード

 

・・・「健全な自己表現」「ありのままの自分」「自己信頼」「前向きな自分」「素直な心」

   などです。

 

蟹座の解放キーワード

 

・・・「依存心」「不安感」「過剰な警戒心」「独占欲」「押しつけがましさ」

   「拒絶されることへの恐怖」「過保護」などです。

 

 

<蟹座のテーマ>お願い事の例文

 

○私は、普段から家族と過ごす時間を大切にして、家族の絆を深めています。

 

○私は、心のよりどころになる家庭環境を整え、心地よく○○と一緒に暮らせて幸せです。

 

○私は、プライベート空間を整え、快適なライフスタイルを楽しんでいます。

 

○私は、日常生活の中で身近な幸せを意識できるようになり、心から安らいでいます。

 

○私は、子供が抱えた問題をさりげなくサポートし、親子の信頼関係を築いています。

 

○私は、常に子供の気持ちを理解し、子供に寄り添いながら健全なしつけができています。

 

○私は、手頃な家賃の素敵な(部屋、一軒家、シェアハウスなど)に引っ越し、

 新生活を楽しんでいます。

 

○私は、部屋を好みのインテリアに模様替えし、一人暮らしを快適に過ごしています。

 

○私は、今年の開運方位に住居を移し、

 (仕事、人間関係、恋愛、結婚)のチャンスを引き寄せています。

 

○私は、将来の生活が経済的に安定するよう、堅実な資産形成をおこなっています。

 

○私は、無償の愛を育て、人が困っているときは迷わず手を差し伸べています。

 

○私は、育成能力を発揮し、管理者として必要な人材育成ができています。

 

○私は、寛容さを身につけ、価値観や考えの違う人とも健全な交流ができています。

 

○私は、共感能力を発揮し、大切な人の気持ちに共感し絆を深めています。

 

○私は、周りの人たちに自分の素直な欲求を、健全な形で表現し受け入れられています。

 

○私は、根拠のない自信を持ち、どんな状況においても建設的な行動ができています。

 

○私は、ありのままの自分を受け入れ、自己信頼を固めて苦手なことを克服し成長しています。

 

○私は、常に客観視して、一時的な感情に振り回されず自制心のコントロールができています。

 

○私は、心を許せる人と出会い、互いに共感し助け合って心から幸せを感じています。

 

○私は、情熱を注ぐ目的(具体名)を見つけ、

 価値観が同じ仲間と共に達成できるよう努めています。

 

○私は、暴飲暴食にならないよう心がけ、バランスの取れた食事で体調管理ができています。

 

蟹座が支配する身体部分と症状のキーワード

 

蟹座は、「乳房」「胸」「膵臓」「胃」「食道」などを支配しています。具体的な症状として、

「膨満感」「胃潰瘍」「腫瘍」「乳房の疾患」「不妊症」などがあります。

 

この辺が気になる方は、改善または健康を促進するお願いをするとよいでしょう。実践的なことでは、胃腸をいたわるような食事を心がけ、冷たい食べ物や飲み物を控えましょう。たまには、1日の食事に簡単な薬膳料理(温かい薬膳スープやお粥など)を取り入れて、デトックスをしてみるのもお勧めです。

 

特に、梅雨時は冷たいものや、生ものは脾臓に負担をかけ、胃腸の働きを弱らしてしまうので控えましょう。胃腸の機能を整えるこの季節での食材は、スズキ、鯛、あずき、そら豆、枝豆、かぼちゃ、さつまいも、とうもろこし、はと麦、しそ、香菜、フェンネル(ウイキョウ)、山椒、花椒、陳皮(ミカンの皮)などがあります。

 

これらを使って、スープやお粥にチャレンジしてみてください。また、蟹座が象徴する「乳房」は、女性にとって大切な部位です。この時期、意識的に乳がんのセルフチェックをしてみましょう。気になる症状があれば、思い切って医師の検診を受けましょう。

 

また、梅雨から夏にかけて森林セラピーを行うことで、身体の免疫力をアップさせる絶好のチャンスです。雨の多いこの時期、森の中はマイナスイオンやフィットンチッド成分に溢れています。体内にマイナスイオンやフィトンチッドを取り入れると、体内の免疫力が強化されるので、季節の変わり目に体調を崩しにくくなる体質改善が期待できます。

 

詳しくは、森林セラピー&ウォークをご参照ください。

 

蟹座に対応するフラワーレメディは「クレマチス」です。

 

「クレマチス」タイプの人は、どこか不注意で、自分の思いに捕われがちです。面白くないことや辛い思いに直面すると、自分の殻に閉じこもり、非現実的な空想の世界に逃げ込んでしまいます。いつまでも空想の世界にふけったり、未来を夢見ることばかりに心が向いてしまい、自分の心と夢の中に生きる傾向があります。

 

そのため、現実世界には無関心な心の状態にあります。クレマチスの素質は、内向性、幻想を描く能力、生きる喜びと楽観的な期待を持つことへの強い欲求から成り立っています。病や不幸な境遇から、抜け出そうと努力することはありません。

 

自分が傷つくことを恐れているので、現状の辛さを少しでも楽にしようと、いろいろな現実を記憶から上手く削除し、自分自身をも現実から切り離してしまいます。未来に憧れながらも、現実逃避を繰り返してしまいます。

 

一方、前向きな「クレマチス」タイプの人は、多くの社会活動に尽くし、周囲の世界に強い関心を示します。受容的で周りに対しての気配りができ、魅力的なので人気者になります。非常にクリエイティブで器用なので、多くの芸術や商業の分野に才能を発揮します。

 

また、生産的、人道的、実用的な面があり、多くの人のニーズを敏感にキャッチし、世の中の人に役立ちながら、心の思いをドラマチックに表現することができます。誠実さと忠実さを兼ね備えているので、周囲の人たちからの信頼も厚く、積極的に他者も助け、世の中に貢献していきます。人生に対する楽観的な見方を通して、自分の希望を体現し、深く豊かな感覚と思想を育てることができます。

 

「クレマチス」は、現実世界との健全な関係を回復するためのレメディです。現実世界から遠ざかる傾向のある人や、白昼夢や幻想ばかり見ている人をサポートします。注意力散漫な態度や、眠気が覚めないというような、軽い症状にも効果を発揮します。失神や放心状態になりがちな人にもお勧めです。

 

また、学校で問題があったり、自分に合わない環境で、学校生活を送らなければならないような子供たちの『心の逃亡(自分の世界に入り込んでしまうケース)』や、登校拒否の状況にも役立ちます。

 

進行する重い病気から逃れるために、『死』への憧れを抱くような場合にも、現実と向き合う勇気を回復させる効果があります。これらの理由から緊急時用のレスキューレメディにも『クレマチス』が含まれています。

 

 

パワーストーンをお持ちの方は、月光浴をさせて、浄化とエネルギーチャージをするのもおすすめです。

photo by 阿礼(2点とも)