11月4日は、『牡牛座』の満月です。

 

先週の台風21号に引き続き、台風22号が日本列島に接近しています。台風の通過に伴う各地への影響はさらに深刻になっています。

 

私たちの想像を超える自然現象が、このように頻繁に起きる意味を、自然から強制的に考えさせられているように感じます。

 

今の近代医療の場では、病気が発症しての対処療法だけではなく、病気の早期発見や病気にならないための『予防医学』の方向へと関心が向かっています。

 

これまでの私たちの生活を取り巻く環境では、物質的な豊かさが優位にあり、都市では豊かさの象徴である『消費する価値観』を理想として、経済が循環し『経済成長こそが幸せ』という価値観の幻想が多くの人に刷り込まれてきました。

 

それにより、それぞれの地域社会が培ってきた人々の営みや伝統文化、固有の言語や習わし、自然とのつながりを破壊してきたのではないかと感じます。

 

そのため、世界規模での貧富の格差が拡大し、各地域での紛争や民主主義への疑念が喪失へと繋がり、高齢者や若者の自殺やうつ病などといった、現代病の象徴としての精神疾患が増大しているのではないでしょうか。

 

これからの時代の流れは、これまでの『経済成長こそが幸せ』という価値観への限界に代わる新たな価値観が必要ではないかと感じます。それは、食べ物やエネルギーなど暮らしに必要なものを、できる限り地域の中でまかなって、生産から消費までの距離を近づけること…。

 

そうすることで、不必要な輸送が削減され、環境や人々への過度な労働の負荷は減るでしょう。時間に追われ過ぎないスロー経済が健全な形で循環していくことで、不条理な労働から人々は解放されて、精神的な平和や自信を取り戻し、人として生きる喜びに触れることができるようになるでしょう。そして、得られた収益や資源を地域の中で循環させて、自立した経済や固有の文化を取り戻し、地域社会が元気になっていくことで、経済での循環が健全な形へと移行していくと思われます。

 

すでにヨーロッパを中心に、世界のあちこちで、持続可能で自立した地域社会を目指す草の根のムーブメントが起き、拡大しています。特に代表的な取り組みは、ドイツでの循環型社会(天然資源の保護と効率的な利用は、持続可能な開発のために不可欠)のエコ活動です。

 

日本も循環型社会を目指すには、原発の問題や地域との価値観の差異を埋めていく問題が多々ありますが、私たち一人ひとりの意識が高くなって、これから先の日本が豊かで、人々が幸せを感じられる国(場所)であって欲しいと思います。

 

都市部に住んでいる人々の中にも、新しい環境への移行を目指している流れがあります。それは、週末農業が可能な滞在型市民農園(クラインガルテン)を利用する二地域居住生活です。これは、老後の話ではなく、現役子育て世代やシングルで働く世代の人たちの関心も集っています。

 

無理のない自分たちのペースで、地域農業に触れることで自然とのつながりや地域コミュニティと関わりを通して、安心安全の子育てや自然環境の保護など、豊かな生活基盤を築いていくこと…。これも、ドイツ発祥の滞在型市民農園、ドイツ語で「小さな庭」を意味するクラインガルテンは、都市と農村(地域)をつなぐ新たなライフスタイルです。

 

クラインガルテンは、今現在、全国で約70カ所程度までに広がっています。私も、今年で4年目になるクラインガルテン(島根県)の生活者です。東京と島根の二地域生活の経験を通して得られたものは、自然のリズムの中で過ごすと生体エネルギーも強まり、今までにない充足感で満たされます。

 

デジタルデトックスや体内デトックス、体内時間を整えるなど、自然とセルフデトックスが可能になります。豊かな自然と向き合い、心を解放して英気を養って東京でのお仕事(社会貢献)に努めるといった私なりのライフスタイルを構築しています。年を重ねる毎に、地域の方々との交流の輪が広がり、今までにない充足感を得られています。今では、島根県が心の故郷です(笑)。

 

11月4日の牡牛座の満月がもたらすエネルギーは、物質世界の中で心の豊かさを得るために必要な価値観を学ぶものです。皆さんにとって、人生を豊かにする価値観とは具体的にどういうものなのでしょうか…。

 

今日から2020年の東京オリンピックまでのカウントダウンが始まりました。これから1000日後に東京オリンピックが開催されますが、日本人としての誇りを持って、世界の人々へ『豊かな日本』をアピールできることを願っています。

 

今、月は『上弦の月』になります。気力が充実し、行動力と表現力が優れて、何事にも頑張れる時期です。新月から始めた計画に従って、積極的に行動を起こしてください。心理的には、意識と無意識の間で葛藤が起きる時期でもあるので、何かと計画通りに進まないこともあるでしょう。

 

けれども、目標を達成するためには、しっかりと目標を見据えて、気持ちがブレないように意識してみてください。今、あなたが経験していることは、自己成長するために必要な経験だということを忘れてはいけません。夢を叶えるということは、日々の努力の積み重ねなのです。

 

これから『満月』に向かって『新月』に願ったことを達成できるように、今の迷いを断ち切り、迷わず『満月』に向けてチャレンジしていきましょう。

 

11月1日は十三夜(旧暦9月13日)になります。以前もお知らせしましたが、先月の「十五夜」を見られた人は、そのご利益をアップさせるために、今回の「十三夜」でのお月見もお忘れなく…。

 

前回の10月20日の天秤座の新月では、対人関係を改善するコミュニケーション能力が与えられました。あなたが社交性を発揮することで、周囲への好感度をアップする絶好のチャンスでした。これに従って、自らの行動範囲を広げ、積極的に新しい人との出会いやご縁を引き寄せた人がいることでしょう。

 

また、美的センスも磨かれる時期だったので、イメージチェンジやオシャレを楽しんだり、アート活動にチャレンジしたり、美術館やコンサート、演劇、イベントなどへ出向いたりと、これまでにない世界観に触れた人もいるでしょう。

 

さて、今回の牡牛座の満月は、物質世界の中で心の豊かさを得るためにモノに対する執着心や所有欲を手放し、自分の欲望に振り回されず健全な価値観のバランスを学ぶチャンスです。モノの価値を判断する力を養うために、健全な価値観の多様性を認め、本当に価値あるものを見極めて、世の中での価値の活かし方を考えるときです。

 

また、目標を達成するためには、怠け心や挫折する癖を改め、状況が変化することに順応していく必要があります。どんな状況においても、夢を叶えるための努力を惜しまず突き進んでいく持久力を培うチャンスです。詳しいことは、下記の満月ワークでご紹介しています。

 

『月のワーク』で最も大切なこと…

 

目標は、必ず身近で達成できる小さなことから始めるということ。

そして、成功体験を繰り返しながら、その達成感や充実感を脳に記憶させること。

 

小さな成功体験の積み重ねこそが、大きな目的を達成させる行動力や継続力、意志力を強めていく秘訣になります。『自らの心で決めたことを、実現するために体で実行していく』この一連の流れは、体内で幸せホルモンの分泌を促し、脳内に成功体験の充実感を与えてくれます。何度もこれを繰り返すことで、脳に成功体験の流れを蓄積していくシステムを確立します。この脳内に作られたシステムこそが、不可能を可能にする『幸せを引き寄せる源』になるということになります。

 

それでは、今回の『満月ワーク』について、ご紹介いたします。

 

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11月4日(土)の14:23は、牡牛座(おうし)座に位置する満月です。

 

この時刻から、48時間以内がワークに適している時間です。(ボイド時間除く)

*もっとも有効な時間は、満月前後の8時間以内といわれています。

 

今回のボイド時間は、以下になります。

 

 11/5(日)18:28 ~  19:26(牡牛座のボイド時間)

 

今回の牡牛座のボイドでは、物事を損得だけで捉えてしまう傾向が強まります。表面的なものに惑わされて本質を見失いやすくなります。また、融通がきかない頑固な考え方で周囲に煙たがれるかもしれません。俯瞰して柔軟な考え方ができるよう心がけ、価値観の違う人たちの意見にも耳を傾けるよう努めましょう。

 

また、気分的にルーズになりがちで、普段と違って気持ちが落ち込みやすくなるときです。約束や大事なことを先送りしてしまわないよう気をつけましょう。恋愛面では、執着や独占欲が強くなるので、愛する人の言動にネガティブな感情が生じて落ち込みやすくなるかもしれません。牡牛座の満月前後で情緒が不安定になり、うっかりミスが起きやすくなる月星座の人は、「獅子座」と「水瓶座」なので、意識的に気をつけましょう。

 

月は、私たちの無意識(潜在意識)に働きかけます。私たちが気づかないうちに満月の影響を受けた感情から、良くも悪くもその態度や行動をしがちです。月が及ぼす私たちへの影響をプラスに発揮することで、心と身体や精神のバランスを調整することができます。無意識を意識化して、プラスの思考を持つことで、夢や目標を実現させることが可能になります。まずは、手放したいマイナス感情を解放していきましょう。

 

満月の時期は、新月に立てた目標が成熟します。善くも悪くも結果が得られるときです。また、緊張感や不満感が一気になくなり、脱力ムードになる時期でもあります。そのため、満月の感謝ワークや瞑想などを行いながら、自分を客観的に見つめやすくなれるでしょう。

 

10月20日の天秤座の新月で立てた目標や半年前の牡牛座の新月に立てた目標を、もう一度思い返してみてください。目標が達成している場合は、宇宙の法則や周りの人たちに感謝を忘れずに前進してみましょう。目標が実現しなかった場合は、目標の内容に無理がないかどうか、目標を達成するための行動ができているかどうか、その原因を分析したり、代替案(軌道修正)を考えたりするとよいでしょう。

 

牡牛座の人の特徴は、穏やかで『五感』の感受性に優れ、物質的な豊かさを好みます。野心家ではありませんが、物事を寛大に受け止める器量があり、持久力もあるのでスローペースではあってもコツコツと物事を成し遂げていきます。

 

自分にとって価値ある物質的なものや、愛情などに対しての執着心や所有欲が強いところがあり、自分の感覚を満たしてくれるものを人よりも多く欲してしまう傾向があり、一度得たものは手放さない傾向もあります。

 

また、現状維持を好むところがあるので、環境に変化に弱くストレスが生じます。独自の理想やこだわりがあり柔軟性には欠けるので、人のアドバイスを聞き入れない頑固さもあります。

 

今回の牡牛座の満月には、感受性に優れ『五感』が研ぎ澄まされます。このため、この『五感』を通じてインプットされた刺激は、あなたに物質的な豊かさを及ぼします。「五感」を心地よく満たす食事や生活環境に関心が向くでしょう。

 

美的感性を活かして、洗練された質の高い芸術や音楽を楽しんだり、自然の香りや紅葉の美しさに触れてみましょう。あるいは旬の食材を食べたりと、気持ちよく『五感』を刺激すると、心が満たされ楽しく過ごせます。ただ、行動がマイペースで感情や情緒がスローになる傾向があるので、周囲の助言や変化にも鈍感になりがちです。あくまでも自分のやり方をマイペースに貫こうと、自分の意見や行動に固執してしまうでしょう。

 

このため、変化に対する苦手意識が強まり、周囲の影響でマイペースが通せないことに、強いストレスを感じるかもしれません。従って、マイペースも程々に、あまり頑固になりすぎないよう心がけることが必要です。

 

牡牛座の満月は持久力を与えてくれるので、自分の欲望に振り回されず、執着や怠け癖を手放し、健全な価値観を身につけるよう努めてみましょう。今回の牡牛座の満月では、あなたが執着するもの(お金や愛着のある人や所有物など)から、いかに解放されるかがテーマになります。

 

物質的な豊かさを追求するには、自分の利益だけではなく、まわりの人たちにもその恩恵が行き届くように考えることが大切です。

 

満月は、浄化パワーが強いときです。自分に必要がないもの、必要なくなったものを手放す「解放ワーク」をするとよい日といわれています。(ダイエットをはじめるとか、断捨離をするとか、影響されているものなど) また、財運を上げるためのお財布の浄化をして「金運アップワーク」をするのもよいです。

 

牡牛座に関係する解放テーマは、

 

「頑固さ」「執着」「独占欲」「所有欲」「変化を拒絶すること」「独善的」「停滞」

「不健全な抵抗感」「怠け心」「罪悪感」などです。

 

これらのマイナス感情を抱いている人は解き放つようなお願いをするとよいでしょう。

 

例えば、

 

○私は、頑な態度を手放し、他者の建設的なアドバイスを受け入れ良い成果を得られています。

 

○私は、不健全な抵抗感を手放し、価値観の違う人たちの意見にも耳を傾け知識を得られています。

 

○私は、状況の変化に不安を抱くことなく、自らが変化する勇気が持てるようになっています。

 

○私は、自分が得られた物質的な豊かさへの罪悪感を手放し、

 周りの人たちにも恩恵が及ぶように努めています。

 

○私は、健全な価値観を持ち、今の自分に必要でないものがハッキリと判断できています。

 

○私は、(具体名)に対する独占欲を手放し、個人の自由意思を尊重し信頼関係を築いています。

 

○私は、マイナス思考を手放し、前向きに物事に取り組むことができています。

 

○私は、挫折する癖を克服し、大きな夢を長期的な視野で達成できるようになっています。

 

○私は、独善的な考えを改め、周りの人の利益も考え分かち合えるよう行動しています。

 

○私は、停滞している事柄について方向転換が必要なとき、的確な軌道修正ができています。

 

○私は、現実逃避する怠け癖を手放し、粘り強く物事を継続する力を発揮できています。

 

○私は、ルーズで不精な生活態度を手放し、現状に甘えずに健全な生活を送れるよう努めています。

 

○私は、面倒な事を先延ばしにする姿勢を手放し、(具体名)を行動に移しています。

 

○私は、健全な金銭感覚を身に付け、無駄遣いをせず定期的に貯金しています。

 

○私は、物質価値観への執着心を手放し、分かち合いの精神で心の豊かさを育てています。

 

○私は、自分を過小評価する癖を手放し、

 自らの存在価値を高めながら健全な欲求を満たせるようになっています。

 

 

牡牛座が支配する身体部分は、「喉」「あご」「首」「甲状腺」「声帯」などがあります。症状では「喉の炎症」「咽頭炎」「首こり」「甲状腺の疾患」「声帯ポリープ」などがありますので、この辺が気になる方は、改善または健康を促進するお願いをするとよいでしょう。

 

実践的なことでは、喉や首に美容液を塗って、マッサージするなどのお手入れや、リラックスのためのアロマテラピー(芳香療法)でストレスを解消するのがよいでしょう。牡牛座の月生まれの人は、洋なし体型になりやすいようです。新月から満月にかけては、身体が栄養や水分を吸収しやすい時期なので、日頃から運動不足や寝不足の人、生理前の人は新陳代謝が滞りやすくなります。特に上弦の月頃から満月にかけては、自制心のコントロールがしづらくなります。食欲が旺盛になって体重が増加しやすいので、体型が気になる人は意識的に食事の管理をおこないましょう。

 

牡牛座が象徴するテーマは、

 

「物質的な快適さ」「お金」「財産」「貯蓄」「資産管理」「五感」「美的感受性」「安らぎ」

「身近な幸せ」「感謝」「持久力」「確かな基盤」「忍耐強さ」「堅実な努力」「不動」

「自分の欲求を知る」「自己信頼」などです。

 

牡牛座の支配星は、『金星』です。

 

『金星』は、愛と美を司り、芸術、品性、美的感受性、恋愛、社交性などに影響を与えます。全般的に『幸福の暗示』を与えてくれる優しい惑星でもあります。女性にとっては、男性への愛の傾向を示します。男性にとっては、好みの女性のタイプを示します。

 

牡牛座に対応するフラワーレメディは、「ゲンチアナ」です。

 

「ゲンチアナ」タイプの人は、消極的な性格で意志力が弱いため、不測の出来事に気落ちしやすく、すぐに挫折する傾向があります。マイナス思考が強く否定的な人生観を持っているので、なかなか自分の可能性を信じようとはしません。そのせいか、目の前にチャンスが来ても疑うばかりで、幸運を信じようとはせず『悪い前兆』として信じる傾向があります。そして、新しいことにチャレンジするのを恐がり、諦める理由や不平を言うための理由を探します。

 

人は『経験から学ぶ』ということを理解できず、自分への信頼が持てないことで、自分が持っている才能や能力の可能性を、信じることができないのです。また、物事の相互関係がつかめず、日常生活の中で盲目的に動く傾向があります。このような偏りのあるマイナス思考と、頑な態度で時間が経過すると、うつ病や神経衰弱になりやすい傾向があります。また、頑な態度を変えようとしないため、病気の治療効果が停滞したり、治っていた病気がぶり返すことがあり、治療の効果が現れにくいタイプです。

 

前向きな「ゲンチアナ」タイプの人は、自然界の力と法則の信念を持ち、不測の出来事を受け入れることができます。常にプラス思考で、たとえ気持ちが動揺することがあったとしても、自分の可能性を信じて、その試練を乗り越えようと努力します。自分自身を励まし、どんなことにも諦めることはせず、確固たる態度と着実な努力によって、現実世界を生きる存在になります。

 

「ゲンチアナ」は、原因のある落ち込みや心配性の人のためのレメディです。何か不測の出来事が起きて気持ちが動揺して安定しなかったり、落ち込んでしまった時、自分を励まして自らの可能性を信じられるようにサポートしてくれます。また、心配から生じる恐怖心を、前向きな気持ちに切り替えて、自らの可能性を疑わずに再チャレンジができるように、忍耐強さを育てられるようにサポートしてくれます。

 

満月の時期は『女性ホルモン』のバランスを崩しやすく、感情や情緒が不安定になりやすいようです。イライラしたり衝動的な行動をとってしまいそうな時の対策には、過度の緊張から心を解放してくれる『レスキューレメディ』がオススメです。

 

パワーストーンをお持ちの方は、月光浴をさせて浄化とエネルギーチャージをするのもおすすめです。