明日の新月ワーク講座での内容の一部を掲載しましたので、お役立てください。
乙女座の新月(日食)で、新月ワークを行なう前に、注目すべきことをご紹介いたします。
9月1日18時03分に、乙女座09度にて太陽と月が重なり新月となります。
今回の新月が1日になることは、「ついたち」とした太陰暦と同じになり、大きな意味で物事の始まり、あるいは、その起点と考えることで、真の新月から始まる9月は、とても興味深いものがあります。
さらに、乙女座の新月で「日食」*が起こるので、太陽(現在の社会情勢)が消え、再び現れ、社会情勢が再構築されていく流れになります。
17日04時05分の魚座の満月でも「月食」が起きることから、乙女座と魚座の人たちに大きな変革をもたらすとされ、実際にその影響は無視できません。
*日食については、「乙女座の新月」での文章をご参照ください。
そしてもう一つの大きな変化が、9月9日に起こります。それは、乙女座にいた木星が約1年ぶりに移動して天秤座に入座します。12年ぶりに天秤座の木星の影響が、地球に及ぶことになります。
天秤座の木星は、私たちに他者と協力し合って活動することに幸運を与えます。人との関わりを通してチャンスが訪れたり、相互扶助の交流に精神的な喜びを感じられるでしょう。
また、思想面では偏りがなく、洗練されて調和のとれた思想や哲学に、世の中の関心が向いていくでしょう。このため、社会的な影響は、混沌している社会情勢から、バランス調整へと大きなうねりとなって流れる傾向にあります。
例えば、国家間のトラブルを仲裁する何か現象が起こりやすくなるでしょう。きびしく「罰する」よりも「赦し」を与えるような…長所的なものを見出す方向へ移行して調整が始まります。個人レベルでは、人々のトラブルを仲裁し、マネージメントすることで、社会的な成功へと導くエネルギーが注がれます。
また、天秤座の木星は、美的感覚を刺激し、それはファッションや美術、芸術方面での活動を活発にする傾向があります。洗練されたアートや女性らしい柔らかいフェミニンなファッションが流行していくかもしれません。今とは、なにか違った形で、少しずつ世の中の流れが変わっていくでしょう。
今回の大きな変化は、日食と月食、さらに木星の移動により、更にエネルギーを蓄えて加速していきます。占星術においては、現在「不動宮=頑固」とされる星座区分に、天体が全くありません。「活動宮=変化」と「柔軟宮=変化に順応」の区分に天体が集中していることから、社会や個人の内面にも、同時に作用していく暗示が読み取れます。
この運気の流れに上手く乗っていくには、人生が好転していくための目的を持ち、自発的に活動していくことが必要になるでしょう。
そういう意味でも、9月は人生における再構築のチャンスになると思われます。特に、乙女座、魚座生まれの人たちには、大きな変化が現象化しやすくなるので、人生の方向をきちんと定めることが重要です。