うさぎにて 2016 ~ その1:洞窟クルージング

 

今回、一番楽しみにしていた出雲うさぎ地区(鷺浦)での洞窟クルージング…。

 

昨年は60年に一度の出雲大社の式年遷宮にちなんで、旧暦の神在月という縁起の良い新月(蠍座)だったので、「藻塩づくり」に専念しました。そのため、洞窟クルージングはお預けでした。

 

今年は、一年越しの洞窟クルージングだったので、とても楽しみでした。私が知るスピリチュアルスポットの中でも、ここは格別です。

 

天候に左右されるため、いつでも行ける場所ではありません。大潮の新月に乗船できるのは、とてもラッキーだと言えます。ここを訪れる度に、これこそ天のお告げのような運試しで、そう容易くいけない場所に行けることも、この洞窟クルージングの魅力です。

 

ここは、表向きの観光地ではありません。地元の人たちの生活圏の中にあります。このため、現在の自然環境は、この集落に住んでいる方たちのご先祖様から代々受け継がれ、景観を汚さないよう大切に保全されています。

 

こちらを訪れる際には、この自然の恩恵を享受するための心得が必要です。青の洞窟は、地元の方の善意で行ける場所なので、地元の方の生活を邪魔しないように心がける気遣いを怠らないようにしましょう。そして、保全活動を行う地元の方への感謝と、この素晴らしい自然環境に対して、何らかの害(建造物に落書きや傷つける、ゴミを捨てる、自然の資源を持ち帰るなど)を及ばさないよう、きちんとマナーを心がけましょう。

 

そうすれば、本当に素晴らしいヒーリングスポット(青の洞窟)を体感できるでしょう。

 

今回、前半のツアーでお世話になった船頭さんは、ちょうどこの時期のみ、藻塩づくりの原料でもある海藻(アラメ)の加工をされていて、通常は漁を生業にされています。

 

クルージングで乗船するのは、もちろん漁船(かなり小型)なので、かなり海面に近い目線でのクルージングとなりました。湾の中は凪ぎでしたが、内海でも結構な波が立っていました。

 

波が立つと小型船は左右に揺れます。私は船酔いする体質なのですが、洞窟に行けることのワクワク感が勝って、高波もアトラクションの1つとして気分良く楽しむことができました。

 

後で出雲支部長から聞かされたのは、船頭さんはプロですから、ちゃんと波の状況を読みながら波の抵抗を考えて、的確に舵取りをされていたのだと…、まさかの小型船で気持ちよくクルージングができたことに、心から感謝です。

 

青の洞窟では、小型船だったこともあり、船頭さんのご好意で洞窟の中を手こぎで通り抜けするという、サプライズ…。途中、手こぎを出雲支部長が担当したのですが、潮の流れが速くて、船を操るにはド素人の出雲支部長が奮闘する姿が見物でした。とにかく、船から落ちなくて良かった(笑)。

 

まるでディズニーランドのアトラクションを体験している感じで、とても楽しかったです。たしか、ここはヒーリングスポットなのに、今回は落ち着くことなくドタバタと洞窟内を通り抜けたという感じで、かなりユニークな体験でした。もちろん、ヒーリングスポットの洞窟にはしっかり癒し系のオーブ(精霊さん)が現れていました。