5月25日は満月です。

今回の満月は、4月26日に続き、めずらしい月蝕になります。

( 5月25日(土)の 00:43 ~ 13:37 の間)

 

5月25日(土)の 13:25 は、射手座(いて)座に位置する満月です。

 

この時刻から、48時間以内がワークに適している時間です。(ボイド時間除く)

*もっとも有効な時間は、8時間以内といわれています。

 
今回のボイド時間は、以下になります。  

 

5/26(日)19:22 ~ 5/27(月)06:29(射手座のボイド時間)


今回の射手座のボイド時間では、自己陶酔の傾向が高まります。現実味のない空想や、アイデアに酔って夢見がちです。地に足がつかない、浮ついた感じになり、何事にもルーズで無責任な態度をとってしまいそうです。

 

そのため、集中力が散漫になりやすく、仕事や家事など、物事を完成させる持続力に欠け、すぐに諦めてしまう傾向が高まります。その結果、現実に無関心になりすぎてしまい、苦手なことや上手くいかないことがあると、現実逃避に拍車がかかるので気をつけましょう。


また、5月25日前後に、宇宙(天界)から地球(地上)に、壮大な浄化エネルギーが降り注がれるようです。それと同時に、月蝕が影響を及ぼす宇宙エネルギー(『自分が受け取る経験』を意味する)も重なります。


今回の射手座の月蝕エネルギーは、

 

『自由』、『個人の責任』という二つの象徴するキーワードがあります。

 

この射手座が象徴する「自由」と「未知なる冒険心」などといった、変化を好むエネルギーは、人々を古いパターンから救い、新しい、より柔軟で、幸福に満ちた意識へと導いて、未来へといざないます。

 

大宇宙は、小宇宙である私たち人間に、人は自由であり平等であるという、信条や思想を与え、それに従って生きる責任を、人々の心に浸透させるべく働きかけます。

 

具体的に言うと、宇宙から受ける影響は、全ての差別や偏見を捨てること、地球上の多様な思想、宗教、信条に共通する概念や、分断された無数の個人の意識を一つに束ねる共同体意識を与えてくれます。

 

個人レベルでは、知識への飽くなき欲求そのものの、意識を高みへと導きます。今回の満月は、地球に暮らす私たちの魂が持っている、差別や偏見の意識を手放し、狭い視野を打開するパワーを授けてくれるようです。

 

そして、己の魂がその導きに従うことができる人たちにとっては、自分の知的好奇心を、積極的に満たし、着実に学び、自己成長していく軌道に乗ることができるでしょう。


毎年、京都の鞍馬寺では、5月の満月に『五月満月際(ウエクサ祭)』が開催されます。

 

五月の満月には、天界と地上の間に通路が開け、ひときわ強いエネルギーがふりそそがれるのだそうです。この日、鞍馬寺では夕方に、満月に清水を捧げ、心のともし灯を輝かせつつ、ふりそそがれる神秘的なお力を身に受けて、自分とすべてのものの「めざめ」のための、熱い祈りを捧げる、「光と水の聖音の祭典」を催しています。

(今年は、5月24日 19:00 から行われるそうです。)


月は、私たちの無意識(潜在意識)に働きかけます。私たちが気づかないうちに満月の影響を受けた感情から、良くも悪くもその態度や行動をしがちです。『魂を磨』いて、私たちが成長するには、まず、手放したいマイナス感情を解放していきましょう。


満月の時期は、新月に立てた目標が成熟します。緊張感や不満感が一気になくなり、脱力ムードになる時期でもあります。そのため、満月の感謝ワークや瞑想などを行いながら、自分を客観的に見つめやすくなれるでしょう。

 

5月10日の牡牛座での新月で立てた目標を、もう一度思い返してみてください。目標がが達成している場合は、宇宙の法則や、周りの人たちに感謝を忘れずに前進してみましょう。

 

そして、目標が実現しなかった場合は、目標の内容に無理がないかどうか、目標を達成するための行動ができているかどうか、その原因を分析したり、代替案を考えたりするとよいでしょう。


満月は、浄化パワーが強いときです。(※今回の月蝕エネルギーは絶大です。)自分に必要がないもの、必要なくなったものを手放す「解放ワーク」をするとよい日といわれています。(ダイエットをはじめるとか、断捨離をするとか、影響されているものなど)

また、「金運アップワーク」をするのもよいです。

 

射手座に関係する解放テーマは、

 

「偏見」「差別」「不注意」「無責任」「飽きっぽさ」「ルーズ」「現実逃避」

「ひとりよがり」「やりすぎ」「無防備」「無愛想」「短絡的」などです。

 

これらのマイナス感情を抱いている人は、解き放つようなお願いをするとよいでしょう。


射手座が支配する身体部分と症状には、

 

「腰」「肝臓」「座骨神経痛」「大腿部(足の付け根)」などがあります。

 

この辺が気になる方は、改善できるように願うとよいでしょう。また、射手座は「おしり」も象徴するため、ヒップラインや下半身を、集中的に引き締めるエクササイズやマッサージケアを行って、後ろ姿の美しいラインを目指すと、とても成果が出やすい時期です。

 

夏本番に向けて、美意識を高める自分磨き…。

まずはできることからチャレンジしてみましょう。


また、射手座に関係する象徴キーワードは、

 

「真実の追究」「祈りと天上の導き」「宗教」「自然との結びつき」「直感」「自由」

「冒険」「好奇心」「法律」「楽観主義」「寛大な心」「高次の学び」

「解決策を見つける」

 

などです。


射手座の支配星は、『木星』です。

 

木星は、成功や幸運、拡大を司り、宗教や科学、哲学など深い知性を意味します。物事を大きく膨らませ、発展させる役目を持ち、社会的な成功を約束してくれる惑星です。


射手座に対応するフラワーレメディは、「アグリモニー」です。


「アグリモニー」タイプの人は、困難を感じたとき、人や周囲に敏感すぎてしまい、目の前の真実を認めることができず、うわべだけの偽善的な態度を装ってしまいがちです。

 

争う心を嫌うので、表面上は明るく楽観的に見えますが、精神的、肉体的に苦痛を伴うことへの不安から、本当の感情(不安、苦しみ、悲しみ、怒りなど)を意識から排除して、気にしていないふりをして、自分の本心を隠そうとします。

 

それは、際立った繊細さと、人生を楽しみたいという、強い欲求から成り立っています。また、自分の弱みや本音が他人に言えないため、内面の葛藤や苦しみから逃れるために、アルコールや薬物、過食、仕事などに溺れやすくなります。

 

内面のバランスの崩れと同時に、睡眠障害や、気が休まらない状態、ひきつけ、痙攣、便秘、身体の痛みなどを生じる傾向にあります。


建設的な「アグリモニー」タイプの人は、心から喜びと幸せを感じられる、真の意味での楽観主義者です。堂々としていて朗らかで、温和で、逆境にあっても、微笑む能力を持っています。それは、『人生に耐える方法』を心得ているからです。

 

目の前の問題を、自己成長の糧にして、それを乗り越えられる、内面の力強さを持っています。自ら平和を作り出すことができ、出会う誰の心も喜ばせることができる人です。


「アグリモニー」は、『自然な態度と誠実な態度を取り戻す』ためのレメディです。真実に目が向けられず、自分をごまかしたり、現実逃避をしたりする癖などに効果を発揮し、自分自身や他人に対して「より誠実になりたい」という気持ちを呼び目覚まします。

 

内面の気が休まらない状態を癒し、リラックスさせてより開放的にすると共に、必要であれば、あえて困難な状態に挑み、葛藤に耐えられるようにサポートしてくれます。


満月の時期は、女性ホルモンのバランスを崩しやすく、感情や情緒が、不安定になりやすいようです。イライラしたり、衝動的な行動をとってしまいやすいので注意しましょう。そんなときは、レスキューレメディで対応するのもよいでしょう。

 

また、パワーストーンをお持ちの方は、月光浴をさせて浄化とエネルギーチャージをするのもおすすめです。


最後になりましたが、自然のサイクルに寄り添う、暦上の干支(かんし)による吉凶では、5月25日は、『月蝕』かつ『一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)』となります。

 

『一粒万倍日』とは、「一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になる」という意味を持ち、開店や投資など、物事を始める吉日となります。そのことから、この日に手に入れた物のパワーが二倍増しになると言われており、パワーストーンを手に入れると、そのパワーが二倍増しになる絶好のチャンスです。

 

さらに、宇宙の浄化エネルギーが、地上に降り注ぐこの日に手に入れる『パワーストーン』の効果は絶大でしょう。パワーストーンに限らず、『何かこれ!と感じるアイテム』があったら、是非、手に入れてみてくださいね。


※満月ワークの方法は、「満月の解放ワークと感謝ワーク&金運アップワーク」をご参照ください。