『思考と感情と身体の結びつき』で前述したように、過去に経験した記憶から思考や感情、態度、信条が形成され、考え方や行動に影響することによって、思考パターンは、固定化されてしまいます。そして、時間の経過とともに、思考パターンは強化されていきます。個人差はありますが、日常生活において、偏りのある思考パターンは、何らか身体面への歪みに及び、慢性的な症状となって、身体に現れてしまいます。このように、慢性的な症状が身体面に現れてしまうと、対処療法だけでは改善しづらい場合があります。生活習慣や食習慣を、切り替えなければならない治療においては、思考パターンの切り替えが重要になります。
長い期間をかけて固定化された考え方や行動は、脳や身体が慣れているので、すぐに切り替えることは難しいことでしょう。現実的に「頭では分かっていても、実際にその正しい行動ができない」と悩む人は多いのです。なぜ、適切な行動ができないのでしょうか!?
それは、新たな試みに対して抱く感情や考え方が、マイナス感情や、現在の思考パターンによる思い込みの強さにあることが、大きな原因の1つだと考えられます。カウンセリングケースにおいては、
「新しい試みに対する恐れや不安から」
「自分に自信がないから」
「プレッシャーに弱いことから」
「今の状態が悪いとは思えないから」
「何度も失敗を繰り返してしまうトラウマから」
「すぐに挫折してしまうから」
「どうせやっても無駄だと諦めているから」
「その行動は自分にとって苦しいから」
「その行動が本当に正しいのか疑わしいから」
「時間に余裕がもてないから」
など、理由はその人の生活環境や仕事環境、人間関係、性格的な影響があり様々です。「思考パターンの切り替えが必要だ」と、すでに自己認識している行動においてさえ、切り替えることが難しいことからも、その人が抱える感情や、現在の思考パターンが、強い障害となって影響を及ぼしている、ということがわかると思います。そんなときは、今障害となっている気持ちや思考パターンを、早く手放せるようにすることから始めてみると良いかもしれません。最初から無理に自分と向き合うのではなく、まず、今の自分の中にある「違和感」を手放し、思考パターンを切り替える準備をして、段階的に、よりよい思考に切り替えていくのがよいと思います。
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